家計診断

【固定費削減】大手キャリアの契約を見直しスマホ料金を下げよう!【実体験…割と下がります】

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こうじくん
こうじくん
以前の記事で固定費削減の具体的テクニックの一つとして携帯電話の契約プラン見直しによる料金削減について紹介しました!
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【固定費見直し】7分野の削減テクニックを大公開!【手間は”一瞬”・効果は”続く”】家計の見直しにおいて、まず一番に取り組みたいのが”固定費の見直し”です。 固定費とは光熱水量や家賃のように、毎月一定額を支払ってい...

今回はその深堀記事です。

大手キャリアでスマホを使用している我が家で、実際に見直しにより料金を下げた流れをご紹介します。

現在大手キャリアを使用中でしばらくプラン変更していない方はほぼ確実に料金を下げることができますので、是非参考にしてみてください。

こうじくん
こうじくん
プラン変更は自動移行ではなく、基本的には利用者から申し込む必要があります!

料金が下がる理由

大手キャリア各社で見直しが進行中

2019年は法改正(改正電気通信事業法)の影響もあり、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアで携帯電話プランの見直しが大々的に行われました。

見直しの主な理由は「分離プラン」が導入されることに伴うものです。

補足

「分離プラン」とは、これまでスマホ端末代金と使用料等が込みの料金体系になっていたものを、「端末」と「使用料」を分離させた料金体系と差します。

先生
先生
分離させることで利用者間の公平性と、複雑な料金体系をシンプルにすることでキャリア間の比較をしやすくし競争を促す狙いがあるんだ
こうじくん
こうじくん
簡単にいうと端末の割引を受けられない代わりに、月々の料金が下がったわけですね

格安SIMの台頭に対抗!?

最近ではスマホの料金を下げようとする人の選択肢は、格安SIM(格安スマホ)に集まっているといってよいと思います。

補足

格安SIMとは大手キャリアと比べて安い料金で利用できるスマホのことです。取り扱っているのはMVNO(Mobile Virtual Network Operator)とよばれる事業者で、ドコモなどから通信回線を借り受けて運営しています。

大手キャリアの料金プランは台頭する格安SIM勢への対抗心も当然ながらあるでしょう。こういった競争原理につながる動きこそ法改正の狙いですね。

ただ、多くの場合は料金を大幅に下げることができますが、何らかの理由で大手キャリアを使い続けたいという方もいます。

主に以下の理由が考えられます。

  1. 大手キャリアと比べて通信速度が遅い
  2. キャリアのメールアドレスを使い続けたい
  3. 大手キャリアと比べて通話料が高め
  4. 乗り換え手続きがめんどくさい
  5. 解約の違約金がかかる

上記は必ずしもデメリットと言い切れないものもありますが、大手キャリアを使用し続ける理由にはなっています。

こういった方は料金プランの見直しを行うことで、料金を下げることが出来ると思います。

 

料金見直しの実例

花見場所取りでプラン検討

それでは、実際の我が家(スノー家)のプラン見直し例をご照会します。我が家はauですが、ドコモ、ソフトバンクの方も参考になると思います。

契約前の料金プラン

こちらがある月の夫婦二人分の契約プランと月額料金。

夫(私)

内訳 金額(円)
auピタット(スーパーカケホ/V) 2,980
auピタット(データ/V) 4,700
LTE NET 300
電話きほんパック 300
デザリングオプション 500
通話料 200
SNS送信料 9
auスマートバリュー △1,000
2年契約+家族割 △1,500
auピタット(スーパーカケホ/V)割引 △40
au→自宅割 △160
ユニバーサルサービス料 3
消費税 629
合計 6,921

 

内訳 金額(円)
スーパーカケホ 3,200
データ定額3 4,200
LTE NET 300
電話きほんパック 300
通話料 1,620
SNS送信料 9
auスマートバリュー △934
2年契約+家族割 △1,500
スーパーカケホ割引 △1,080
au→自宅割 △440
2年契約+家族割/通話料 △100
各種ダイアルサービス通話料 80
ユニバーサルサービス料 3
消費税 565
合計 6,223
さっちゃん
さっちゃん
こうやってみると割引きの数も多くてお得なのかどうか分かりにくいですね

 

契約後の料金プラン

そしてこちらが見直し後の契約プランと月額料金。

夫(私)

内訳 金額(円)
新auピタットプランN 1,150
新auピタットプランN(データ) 3,200
LTE NET 300
電話きほんパック 300
通話料 220
家族割プラス/auスマートバリュー △1,000
2年契約+家族割 △170
ユニバーサルサービス料 2
消費税 400
合計 4,402

 

内訳 金額(円)
新auピタットプランN+通話定額ライト 1,850
新auピタットプランN(データ) 3,200
LTE NET 300
電話きほんパック 300
通話料 1,020
家族割プラス/auスマートバリュー △1,000
2年契約+家族割 △170
2年契約+家族割/通話料 △340
基本使用料割引 △200
通話定額ライト割引 △540
au→自宅割 △140
ユニバーサルサービス料 2
消費税 428
合計 4,710

 

分かりやすく比較

プラン変更前と変更後の月額

金額の増減を分かりやすく比較します。

内訳 見直し前 見直し後 差額
通話プラン 6,180 3,000 △3,180
データプラン 8,900 6,400 △2,500
その他 1,700 1,200 △500
通話料 1,838 1,240 △598
割引額 △6,754 △3,560 3,194
消費税等 1,280 832 △448
合計 13,144 9,112 4,032

今回の例ではひと月あたり4,000円程度の削減を図ることができました。

見直しのポイント
  • 【夫】
    ・通話はあまり使わないので5分間話放題(スーパーカケホ)のプランを外す
    ・デザリングオプションは有料(500円)から無料に
  • 【妻】
    ・特に条件の変更はなし(通話料は月によって変動)

先生
先生
新旧プランの置き換えだけでも削減効果はあるけど使っていない月額サービスなどがあれば一緒に見直すと更に効果あり。契約時、最初の〇か月は無料…といわれてそのままのものないですか?

 

プラン変更の手続方法

WEBサイトで手続き

実際の削減事例をご覧いただいたところで、今度はみなさんが同じように見直しを行う場合の手順について解説します。

手順は次のような感じです。

  1. 自分の契約内容をネット上で確認
  2. 契約プランの変更を行う
    ・WEBサイト
    ・電話
    ・ショップ

①自分の契約内容をネット上で確認

最近は毎月の請求案内が紙の郵便物ではなくネット上での確認になっているため、請求内容を確認していない人も多いのではないでしょうか。

そういった方はいい機会ですから、是非自分の契約内容、請求金額を確認してみましょう。

先生
先生
見直しの第一歩は現状を知ることです!

三大キャリアは次のサイトで確認することができます。

auの画面を例に説明します。

au 料金確認画面au 料金確認画面

この画面では過去半年間の月額料金を確認することができます。料金の推移もみてみましょう。

そして大事なのは内訳をみることです。オレンジ色のボタンをクリックしましょう。

au 料金内訳画面au 料金内訳画面

この画面では契約中のプラン、金額を確認することができます。加えてオプション等で使用していないものがないかも確認しておきましょう。

あと一つ大事なのはデータ使用量を把握しておくことです。

au データ使用量確認画面au データ使用量確認画面

auの新しいプラン「新ピタットプランN」は使用量に応じて3段階に料金が切り替わります。自然体の自分が普段どのくらい使用しているか把握しておきましょう。

② 契約プランの変更を行う

契約プランの変更はWEBサイト、電話、ショップいずれでも行うことができます。

契約変更の手段

契約内容を自分で調べて、どれに変更すれば一番お得かを分かっているのであればWEBでの手続きが一番早いです。(ショップ→場所まで移動 電話→待ち時間あり)

ただ個人的におすすめなのは、電話またはショップです。

なぜかというと、シンプルなプラン構成になったとはいえ、やはりどれが一番いいプランかという判断がなかなか難しいからです。

電話、またはショップで「プランの相談」という前提で話を持っていけば、使用状況などを質問してくれ、それに応じた最適のプランを提案してもらえるのです。

私は電話で行いましたが、結局はこれが一番手間のかからない方法ではないかなと思います。時間も30分程度で済みますから。

 

まとめ (数千円ではあるが大きい生み出し)

今回はプラン変更により、毎月の固定費から4,000円程度を削減した事例をご紹介しましたが、この金額は多いと思いましたか、少ないと思いましたか?

少ないと思われた方…もし「たった数千円のために手間をかけるの面倒だからまぁいいっか」と思われたようであれば、是非そのマインドを変えていくことをおススメします

冒頭でも話したように、固定費は一度見直しを行えば、長期間に渡り削減効果はあるのです。単月でみれば数千円でも、1年では数万、3年もすれば十万単位です。

また見直し対象は携帯料金だけではありません。

様々な固定を同じように見直していけば、それぞれは小さくても最終的には大きな生み出しとなり、資産形成に大きな力となります。

是非、そういったマインドをもちつつ、楽しみながら取り組みましょう!